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J<>E Certification WorkshopとATA Certification Examについて

August 30, 2010 By JLD Administrator Leave a Comment

ATA Japanese<>English Certification Workshopのお知らせ

2010年ATA Conferenceが、10月27日~30日、コロラド州デンバーで開催されますが、今年も日本語部門(JLD)のセッションの一つにJapanese<>English Certification Workshopがあります。(Session J-7, 8:30-9:30am, Saturday, October 30, 2010)

これは、ATAの日英または英日認定試験を受けようとする人たちのために、実際に試験で使われるようなサンプル・パッセージを試訳しながら、エラーの種類や減点数を具体的に検討していく、参加型のセッションです。

ワークショップは、日英グループと英日グループに分かれて同時進行で行うので、日英・英日両方に参加することはできません。各グループ内でさらに小グループに分かれ、それぞれ現役グレーダーがリーダーとなって、試訳を検討し、認定試験の採点基準に従って採点しながら、減点の理由などを説明していきます。セッションは少人数グループのインフォーマルな環境で、参加者は疑問があればいつでもリーダーに質問をすることができます。

ワークショップで使うサンプル・パッセージは事前に入手できるので、参加者は自分で試訳をした上でワークショップに臨むと、効率的に多くを学ぶことができます。認定試験の本番では、紙の辞書を使い(電子機器は持ち込み禁止)、手書きで訳すことになりますが、最近は辞書を引くのも訳文を書くのもすべてコンピューターという人がほとんどですから、練習のために、サンプル・パッセージも手書き・紙の辞書という条件で訳してみることをお勧めします。

下記に述べるATA認定試験用プラクティス・テストは有料ですが、このワークショップは、会議参加者は無料で受けられ、自分の試訳について自由に質問できるまたとない機会ですので、奮ってご参加ください。

サンプル・パッセージの入手、その他ワークショップの詳細については、Ken Wagner (J>E) JapaneseMedical@comcast.netまたはYuri Chujo Davis (E>J) ydavis@mindspring.comへお問い合わせください。

ATA Certification Examについて

ATA認定試験は、プロの翻訳者としての能力をテストすることを目的としており、受験資格としては、少なくとも4週間前からATA会員となっていることに加えて、ある程度の学歴・経験が要求されます。(www.atanet.org/certification/eligibility_overview.php)

ATAのウェブサイトによると、認定試験でテストされる能力は、
– Comprehension of the source-language text
– Translation techniques
– Writing in the target language

であり、”translation techniques” は以下のように定義されています。
Criteria: Translated text conveys the full meaning of the original. Common translation pitfalls are avoided. Dictionaries are used effectively. Sentences are recast appropriately for target-language style and flow.
試験は3時間で、225~275ワードのパッセージを2つ訳します。Passage A (General)、Passage B (Science/technology/medicine)、Passage C (Law/business/finance) の3つの中から2つを選んで訳しますが、このうちAは必須、もう一つはBかCを選びます。手書きで訳し、辞書持ち込み可ですが、電子辞書などの電子機器は一切持ち込み禁止です。(www.atanet.org/certification/aboutexams_presentation.php)
どのパッセージにも、冒頭にTranslation Instructions(TI)が付いており、原文の出典、訳文の使用目的、読者層は誰か、どのような媒体で使われるのか、などが説明されています。これに従って、適切な文体を決めたり、その分野に適した専門用語を探したりしなければなりません。TIの枠組み内で、原文の意味を的確に伝えることが求められます。
Practice Test
認定試験を受ける前に、練習のための模擬試験(プラクティス・テスト)を受けることができます。プラクティス・テストは、ATAの個人会員なら誰でも受験資格があります。このテストでは、過去に試験で使われたパッセージを一つ(通常はPassage A)訳します。本番の試験では答案が受験者に返されることはありませんが、プラクティス・テストでは、採点された答案が戻ってくるので、どこをどう間違えたか、あるいはどういう文体が求められているかなどがわかります。(www.atanet.org/certification/aboutpractice_test.php)
ATA Certificationの効用
認定試験に合格すると、ATA会員としてのステータスがAssociate membershipからVoting membershipに変わり、ATAのDirectory of Translation and Interpreting Servicesに「ATA-certified」として記載されるようになります。またVotingメンバーには、ATAの運営に関して投票権があります。
ビジネス面では、ATA認定試験合格者は、履歴書、名刺などに「ATA-certified」と明記したり、「Certified Translator (CT)」という称号を使ったりすることができます(例 – Jane Doe, CT)。
ATAの認定は、仕事をする上で必須の資格ではなく、また仕事を保証するものでもありませんが、「ATA Certification」は、米国内で最も広く知られる翻訳認定制度として、翻訳会社やクライアントが翻訳者を探す時の基準の一つとされることが増えているようです。
なお、ATA認定取得者は、認定を維持するために「Continuing Education (CE)」を受け、3年ごとに規定の「Continuing Education Points (CEPs)」を貯めて報告する必要があります。ポイントの対象となるCE活動には、ATA Annual ConferenceやATA支部の活動への参加、大学の講座受講などがあります。(https://www.atanet.org/certification/aboutcont_overview.php)
以上、簡単にATA認定試験についてご紹介しましたが、2010年の試験日・試験会場、受験料など、詳しい内容についてはATAウェブサイトのCERTIFICATIONのページをご覧ください。(https://www.atanet.org/certification/index.php)

By Yuri Chujo Davis, Satoko Nielsen, Akiko Sasaki-Summers, Izumi Suzuki and Ken Wagner

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